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2010年6月29日 (火曜日)

梅雨と雨漏り

P1000356 現在施工している現場の一つです。これは「株式会社小野コーポレーション」ではなく「株式会社小野瓦工業所」の仕事です。

私は自分で起業した設計事務所とその施工会社の経営以外に、家業の瓦屋さんの経営も行っています。都合三つの会社の経営を行っているわけですが、子供のころから現場へついて行ったり話を聞いてきた瓦のこと、特に雨漏りについては異常に詳しくなりました。ならざるを得なかったと言ったほうがいいでしょうか。

だいたい、いろんなところにみてもらったがどうにもならないというご相談が多いです。雨漏りの原因は本当に突き止めるまで徹底してやってから処置をしないと「たぶんここだろう」という程度でやると必ず痛い目にあいます。雨漏りや屋根仕舞にこれほど詳しい設計士はいないと、これだけは自負しています。もちろん建築の施工会社をやってますから、屋根以外の雨漏りも直すわけで、どんな雨漏りでも対応します。

この現場は雨漏りが止まらないというご相談で、今の形状のままで、雨を止める自信はありますが、念のためハト小屋を撤去し、シンプルな屋根形状にして屋根をふき替えます。

経験からですが、

「デザインに偏重し、複雑な形状になっている屋根」

逆に、「シンプルにするため軒や庇がないデザインにしているのに雨に対する意識が低いためなんの対策もとってない、もしくはとっているが中途半端」

「技術力、知識、経験がないのに安易にガラス屋根やトップライトをとっている」

といった建物をよく直しにいきます。そのたびにお家の方のご苦労を思おうと辛くなります。「なんでこんな納まりにしてるんだ?」

そしてほとんどの業者がほったらかし、もしくは適当にコーキングして様子を見てください・・・で終わりという。これでは救われません。

雨漏りはコーキングでは止まりません。一時止まってもコーキングは必ず切れます。そうするとまた漏ります。

雨漏りは本当に精神的につらいものです、雨が降るたびに憂鬱になります。雨が漏ると木が腐ります。ボードもボロボロになります。大切な自分の財産が腐っていく・・・という焦り。みなさん同じことをおっしゃられます。

私は瓦屋の息子で育ち設計士になったのでそこのところはちょっとこだわりがありますし、くしくもその部分でお客様のお役にたてることが多いのはうれしい限りです。

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