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2010.10.21

地上6mの作業

P1000031 「天保九年の家」の左官工事が進んでいる。

今回は天井面も左官塗りにしたので、左官は命がけの作業となった。どうしても不安定な足場での作業となる。土間が吹き抜けており、6m以上の高さがある。

今回の左官材を決めるにあたっては、30枚以上の壁サンプルをメーカーに作ってもらった。土壁にどの程度ワラやすさ、麻などをいれるか、色味や配合を決める。

白漆喰とのバランスが難しい。今回は江戸時代の蔵を引き立たすために蔵は白漆喰で再生し、それ以外はおとなしめの色調にすることにした。壺や皿を作る工房と、茶室、廻り縁なのでそのほうが落ち着いた空間となるだろうと考えている。

私の仕事は、ほとんどが湿式工法なので時間がかかる。養生期間をおかないといけないものが多い。住宅メーカーやゼネコンなど効率化を進める会社では一番嫌われる工法だ。施工する人の技量に仕上がりが左右される、工期が長い、のが理由だ。

私の会社は真逆をいっている。手間かけろ、面倒くさいことをしろ、職人の個性を出せと。こうなると趣味の領域かもしれない(笑)。

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