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2012.01.07

「竹垣のある家」写真

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「竹垣のある家」の一部竣工写真です。

竹は建仁寺竹を京都から取り寄せました。白玉石もサンプルを10種類以上取り寄せ、大きさ色、共に良いものを選びました。なかなか写真ではお伝えきれませんが、勿論、豆砂利洗い出しの色、大きさ、御影石の質感、色目まで吟味しております。

古い門や塀を治すことはよくありますが、とても気を使い、時間と手間のかかるものです。それはできるだけ新しいものに替えようとするのではなく、古いものをできるだけ置いておこうとするから時間がかかるのです。

瓦一つとってみても塀や門は目が近く、細部に配慮しないとすぐに粗(あら)が目立ちます。勿論、瓦も屋根に葺く物ではなく、版が小さいものを使います。その大きさや種類も多種多様であり、厳選します。

日本建築、和建築というのは伝統的なルールというものがありまして、それをよく理解した上でアレンジしないと職人に馬鹿にされます。何事も基本が大切で、それを通り越して、オリジナルなどできないわけです。だから伝統工法で設計をしていくのは難しいです。それはモダンの場合は、自分のデザインです、とやれるわけですが、和建築の場合はそうはいきません。伝統工法をやっている人からも「なるほど」と言ってもらおうと思うと安易なデザインはいけません。

木の組み方、格子の寸法から、石の置き方、植栽の使い方、瓦の納め方、全て基本があります。私は家業が瓦屋なので当たり前ですが、瓦には異常に詳しいのですが、地元で先生と言われている設計士の方でもてんで基本さえわかってない人がけっこういます。間違ったことを平気でおっしゃる。もう少し勉強したらどうかと思うのですが、思いこんでいるのですねえ。

私の場合も先生と言われることが多くなりましたが、そんなことは関係なく、徹底して現場を知ってますから強いです。全てわかった上でやってますから。たいした技術も知識もないのに、施工やるやつは建築家ではない、などとのたまう輩がたくさんいますが、逆にもう少し建築のことをよくお勉強されたらどうかと思います。

私は世界最大の設計事務所「日建設計」の設計部にいました。日建設計は素晴らしい設計事務所ですが、私個人としては、やはり設計だけでなく施工まできちんとやっている今の方がきちんとしたものが造れるようになったし、建築のこともよく理解できていると思います。

今後も建築家として、さらに円熟味の増した良い作品を造って行きたいと思います。

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