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2012.11.01

合板とはりもの

P1000011現在、古民家再生中の現場。

この写真を見て皆様どう思われますか??

これは完成ではないのです。これをこれから壊すのです。通常ならこれは完成した姿ですが・・・。

これはわずか数年前に、私以外の業者さんがしたリフォームです。

通常ならまだまだこれで使えるし、これが悪いわけではないでしょう。

しかし、全てが本物で再生されてきたこの民家では、こういう以前行われたリフォームの部分があまりに目立ち、このままではカタになりません。

一見良さげに見えますが、これはただの「紙」です。いいですか?「木」ではありません。

「紙」です。本当の木や土や塗り物は一つもありません。全て合板に紙のプリントを貼り付けているわけです。

これは偽物です。今時ですから、そんじゃそこらの新築の建物ならそれでもいい場合は多々あるんでしょうが、これは古い歴史のある古民家に対して失礼です。怒りさえ覚えます。

安く、どうしようもない材は、全くその重みに負けてしまい、いくらデザインしようが、あがいても全く勝ち目はありません。

本物には本物で対峙する。それしかありません。だから新品同様でも壊すのです。駄目なものは駄目です。

私の仕事は、いつもこのような、やっつけでやった、一見綺麗らしい人の仕事を壊すことから始まります。

本来の姿にまず、戻し、残せるものを最大限残し、本物で足していくという作業です。

そうしないと古いものは決して生きません。

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