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2013年11月22日 (金曜日)

井山宝福寺 紅葉

P1000239P1000240総社の井山宝福寺へ行ってきた。雪舟ゆかりの寺だ。

これは秋の年中行事のようになっていて、ここ10年一度も欠かさず毎年来ている。

今年も無事来られてよかったと感謝した。紅葉の下を歩くととても癒される。

私の会社からは車で15分程度で行くことができるので手軽だ。

ここのもみじの紅葉は最高に綺麗だ。色が鮮やかすぎて驚くほどだ。何度見てもその美しさに感動する。そして毎年新たな発見がある。

今年は本堂の中の座敷に入ることができた。有料だが、雪舟の古い絵や屏風、掛け軸の「本物」が見られた。建物も良いが、絵も最高だった。「本物」の力はやはりすごい。達磨の絵など、圧巻だ。水墨画の美しさも堪能した。色を使わず、炭の濃淡だけでここまで表現ができる。

日本の古いものはなぜにこうも美しいのか。建築美と絵画と紅葉と、日本人の感性の優れたることに、改めて感動する。窓からの紅葉はまるで一枚の切り取られた絵だ。

日本建築は正座した視点を軸に設計されているので、古い建物に行ったときは立って歩くだけではなく、あらゆるポイントで正座だ(笑)。そうしないと本当の景色は見えてこない。

数百年前に、この建築を造った人の美的センスと細部へのこだわり。そのプロポーションの美しさに驚嘆する。

地方のこの片田舎にでもこのレベルの作品が存在する。否、全国にこのようなハイレベルの建物がたくさんあるのだ。我々は、進歩した、進歩したというが、本当か?到底あの感性と完成度に近づけないのではないか。

真似して復元することはできようが、各建物は全国、全てオリジナリティーに溢れている。そのレベルの建築を造ることができるか?今見ても斬新なディテールがたくさんある。そして鉄壁のプロポーション。

私ごときも建築を志した人間として、数百年前の人に、負けないように、少しでも近づきたい。孤軍奮闘し、少しでもレベルの高いものを造りたいと思った。

我がの感性に栄養を与えた時間であった。



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