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2013.12.04

完成間近の古民家再生

P1000241長く取り組んできた古民家再生が完成間近となりました。写真はキッチン(調理場)側から見たダイニング(食事室)です。

台所や食事室の考え方はいろいろあって、お施主様の趣向や生活形態、確保できる部屋の広さ、等々、様々な要因で、ケースバイケースで決まっていきます。

このたびは当初、対面キッチンで検討していましたが、途中ダイニングキッチンとなり、最終、対面ですがオープンキッチンの形で落ち着きました。

最近は開放的な空間を目指し、対面であってもオープンタイプのキッチンを採用することが多いのです。写真のように換気扇だけは垂れ下がってきますが、あとはオープンです。

オープンキッチンはデザイン的にも良いですが、片付けや整理整頓ができるかということや、匂いの拡がりの問題もあり、お客様が来られた時の対応の仕方を建築的方法で解消するようにしています。

それは多分にお施主様の考え方も大きく影響しますので、よくよくヒアリングをして決めるようにしています。

また、私の場合、個人的には調理室を別に作る、一見、前近代的なプランが好きなのですが、意外にも評判は良く、使いやすいようです。私の自邸も調理室は別にしてあります。

勿論、ちょっとした食事はできるようにしてあり、例えば朝など時間がないとき、家族がばらばらに食べる時などは、調理室で食べてしまい、皆がそろって団らんも含めて食事をする場合、夕食などは食事室でゆっくりとするという具合です。

そうすると、夕食は生活雑多なものが見えにくく、まるでレストランで食するがごとく、食事の時間の質を向上させることができ、概してそれば生活の余裕となる、と思うわけであります。

そういった具合で、今まで独立調理室、独立食事室を多く提案させていただき好評を得ているというわけです。

私に設計を依頼されるお客様は、ありきたりの家では満足できないから、私に頼んでくださっているわけですから、空間だけではなく、その生活形態も変化し、一段階グレードの高い生活が楽しめるような工夫を盛り込みながらご提案をするわけです。

一輪の花を飾る、一枚の絵を飾る、すなわち「芸術即生活」というような生活を送ることができるような空間に仕上げたい。それが心の余裕となるのです。

良き空間で人生を送る、ということはそれだけでかなりの部分、高い「クオリティオブライフ」を実現することができるのです。

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