« 新たな「古民家再生」に着手しました。 | トップページ | 「白いカウンターの家」古民家再生の竣工写真をアップしました。 »

2014.01.17

新しいタイコ梁が入りました。

P1000274現在、古民家再生中の現場。

白い綺麗な梁が入りました。タイコ落としにしてある地松の無垢材です。

自然の材なので、微妙な反り具合が難しいのです。これこそ、一品。この建物のこの位置に合わせた反り具合のものを見つけて加工して、ピタッと合うわけです。

狙い通りうまくいきました。絶妙な反り具合です。

弊社の大工が手間と暇をかけて加工します。そして数人かかりで持ち上げて取りつけます。

古民家の場合、塀や門で囲まれていますから、まず重機が入れる現場はありませんので、ほとんどの作業が手作業、人力となるのです。こればかりは、合理化できない分野です。

この古民家も勿論、基本中の基本である、瓦屋根は弊社にて葺き替え済みです。瓦は耐久消費財ですから、古い瓦を再生しますとか、再利用して葺きなおすことを勧めるのはインチキです。長くは持ちません。材木とは違い、瓦は劣化するのみで、強度が年と共に増すことはありません。

また、写真であるように悪い痛んだ垂木も、瓦の葺き替えの時に交換してあるのがわかります。瓦職人、大工がそろっていますからお手のものです。

弊社のように、瓦職人、大工、左官、板金等の専門職人を全て正社員で抱えている会社は希少であると自負しています。勿論設計や申請業務は私自身が行うわけですから、外注はあり得ません。

特に瓦職人を社内に置いている場合は稀でしょう。普通、瓦はほとんどが外注になるでしょう。私はできるだけ外注しない、社内でできるだけのことができる体制を15年かけて構築してきました。

今はアウトソーシングの時代かもしれませんし、コストダウンするには外注できるところは外注する、ということかもしれません。

しかし、私は外注ほどあてにならないものはないということを、独立当初痛いほど思い知ったので、社員でできる体制を整えていったのです。

自分の会社の看板を背負っているからこそ、逃げも隠れも、言い訳もしない、責任のある、腰の落ち着いた「良い仕事」ができるのです。

その私の信念は今後も変わることはない。本当に信用できるのは同じ釜の飯を食い、毎日顔を合わせる「我がの社員」なのです。

私は以前は大企業で仕事をしていましたが、中小企業では古臭いようですが、「御恩と奉公」ではありませんが、社長と社員は信頼で結ばれ、その絆の中でモノ造りをしていく、それが一番「いいもの」ができると、私は思っています。

特に私のような一品生産、古民家再生・・・金太郎飴みたいな家を量産するのではない・・・私のような会社には一番向いている、と思っています。

時間がかかってもいい、効率が悪くていい、誰にもせかされたくない、じっくり納得のいくまで考えて、効率ではなく、「世界で一つしかない素晴らしいものを造りたい」と、いつも思って仕事をしています。

|

« 新たな「古民家再生」に着手しました。 | トップページ | 「白いカウンターの家」古民家再生の竣工写真をアップしました。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 新しいタイコ梁が入りました。:

« 新たな「古民家再生」に着手しました。 | トップページ | 「白いカウンターの家」古民家再生の竣工写真をアップしました。 »