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2016.02.09

「足守の家」古民家再生工事 竣工写真アップしました!

昨年取り組んでいた「足守の家」古民家再生の写真を、小野コーポレーションのホームページ「作品」にアップしました。ぜひご覧ください。

この作品は、私にとって特別なものです。

私が日建設計を辞めて独立・起業したばかりの頃に、離れの古民家再生をさせて頂いたお客様から再度、母屋の再生を頼まれ、新たに設計しました。

最初の出会いは、かれこれ15年以上前になります。その当時は世界最大の設計事務所、日建設計を辞めて、慣れ親しんだ大都会大阪を離れ、単身、郷里岡山にて設計事務所の看板を掲げたばかりの頃。

「都会」と「田舎」、「世界最大の設計事務所」と「何の実績もない、吹けば飛ぶような単身設計事務所」。題材も「総工費何百億円の超巨大建築」と「小さな木造住宅」。

このギャップに苦しみながらも、ただがむしゃらに走りだした頃です。

右も左もわからない、とんちんかんな私(たぶんそうだった(笑))に、本当に良くして下さった。このたび、15年前に自分がした仕事(離れ)を久しぶりに見て、施主様に申し訳ない気持ちでいっぱいになった。その当時の私なりの精一杯だったのだろうが、今の私の仕事と比べたら、こんな仕事しかしてないのに。

多趣味でユーモアがあり、語り口も優しく、退職後の趣味の部屋を造りたいと、色々な夢や趣味のお話をきかせて下さった。

当時、施主様は一言の文句も、クレームも、注文も出されなかった。そして任せて下さり、気持ちよく受け取って下さった。褒めて下さった。

果たして自分ならできるだろうか。まだ30歳そこそこの、何の実績もない、ただ一流企業にいた、というだけの若造設計士に。今考えても本当に有難いと思う。その時、全然仕事などない私に仕事をさせて下さった、あの喜びは今もリアルに思い出せる。

本当に嬉しかった。

そしてその後も、事あるごとに私のことを応援して下さり、ずっと小野コーポレーションのファン、味方でいて下さった。

このような方に私は育てて頂き、今があるのだ。そのことは夢々忘れてはいない。

このたびの母屋の古民家再生では、今の自分なりの最善を尽くさせて頂いたが・・・設計中、工事中、何度も涙がにじむことがあった。

あの頃と比べて・・・

「お前、前よりかは、少しはましなもの造ったな」

と言って下さっているだろうか。満足して下さっているだろうか。

もうそれをお聞きするすべはないが、

僕の「想い」が届いていてくれれば、と思う。

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