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2018年2月

2018.02.27

久しぶりに、鞆の浦で

001久しぶりに鞆の浦へ来た。

瀬戸内に面したホテルが好きだ。

日本全国色々な所へ行くが、やはり私は穏やかな、そして温かい瀬戸内の海が好きだ。

このホテルは初めて泊まったが、老舗のホテルだが、面白いリフォームがなされていた。

海が見える最高のロケーションだが、室内にシースルーの風呂がある。

左手に見えるのが浴槽だ。

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また、寝室は廊下を経て突き当りだが、廊下に琉球畳が敷かれ足に気持ち良い。

私の設計する建物でも、たびたび畳敷きの廊下を採用してきたが、使用感、美観とも良いものである。

このホテルの部屋は、モダンであり、しかも何となく和を感じ、それが古臭くなく、設計者のセンスの良さとこだわりを感じる。使い勝手もいい。

「良い設計」である。

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部屋越しに風呂が見える。

窓から先は街並みが・・・。

ホテルだから可能だが、住宅だとどうだろう・・毎日生活するのは大変であろう。

ホテルであっても思い切った設計で、オーナーの許可と理解がないとできないことだろう。

私は気に入った。

いつも部屋に立派な風呂がある部屋に泊まると、大浴場の温泉がある場合、どちらに入るか迷ってしまう。

結局は両方に入る。私の場合、建物を見るのも仕事なので、実際にある施設や装備を使わずに終わるというのはあり得ない。体験しないと良いか悪いかわからない。

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ついつい、水仕舞がどうなっているか、石や側溝の収まり、汚い部分をどうやって隠しているか、排水や防水、湿気の処理など・・・そして機能は失われてはいないか・・・そういうディテールに目が行く。

よく考えられていて、デザイン性を失っていない。

風呂や水回りは、機能が多く、設備的な要素が多いので、下手をするとデザイン的に見せられるものにならない。ましてやこのようなグレードの高い部屋で、風呂を見せるのだから、カッコ悪いとどうしようもなくなる。

石の材質、色も上品で申し分なかった。また水がかかると緑色が濃くなり、これもまたいい色である。

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洗面所の床。

「ちょうな」で仕上げてある。

あまりに「粋」であり、唸ってしまう。

古民家をやっていると古い梁などはこの「ちょうな」仕上げである。

ただ、これを床に使うというのは考えたことがなかった。

歩いてみるととても肌触りがいい。足の裏の感触は重要だ。ももちろんこれも無塗装だ。

私が床材に無垢を使い、ニスや塗装をかけた床を使わないのは、美観やデザインもあるが、足の裏の肌触りを重視しているからだ。これは日々の快適性に直結しており、侮れない。

「う~ん、やられたな~」という感じ。渋すぎます。

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窓からの景色。

ヨットではないが、この漁船たちも風情がある。

一階ロビー横のデッキ。ウリン製のデッキがいい雰囲気だ。

デッキはこのウリン以外の材木で作ると、5年もしたらバラバラになる。ウリンは私の設計で多く使ってきたが、10年以上野ざらしで経過してもびくともしない。

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接客やサービスもハイレベルな良いホテルである。

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