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2019.12.06

被災地からのアクセス

このブログは、詳細な分析ができるようになっていて、日本全国のどの地域から、どのくらいのアクセスがあったか、わかるようになっている。

私が真備の被災者として、今年の台風15号、19号で被災された方に、少しでもお役に立てればと、災害復旧で注意することを思いつくままに書いたが、その結果、今までアクセスのなかった、東北や関東方面から、たくさんアクセスされるようになった。やはり私が被災した後のように、何か情報がないかと検索される方が多いのだなと思う。そして、私のブログが多少でも、被災された方に読まれて、少しでも役に立てたとしたら、幸いである。

災害は物理的なものを失うだけでなく、その人の人生の思い出や、人間関係、生活を根こそぎ奪ってしまう。たかが家を失うだけ、ではないのだ。

そしてそれを建てなおしたら終わりではない。一度壊れたコミュニティーが元に戻るには大変な時間がかかる。普通にかわしていたご近所との挨拶や会話、それが当たり前の時には何も思わないが、情けないかな、それを失ってその大切さがわかるのである。

多少の増改築をするのにも、工事期間中は、ストレスがたまる。日常当たり前にできていたことができなくなるからだ。それが、自分の意志ではなく仕方なく家を追い出されて、別の場所に住む。これだけで大変なストレスになるのである。それがいくら綺麗な仮設住居であってもだ。一番怖いのは、それがストレスと感じられない場合だ。ある日突然ドーンと来る。そして気が付いた時には健康を失っている。

真備は高齢者も多い地域だが、通常住宅を建てる時には、ローンを組む。そして融資を受ける関係で火災保険に入っているものだ。現役時代にローンを返し終え、退職金をもらって、ローンはなし、年金もあり、悠々自適の生活、人生設計。しかし、住宅ローンを払い終わっているので、そのまま火災保険に入っていなかった人が多いと聞く。そうなると、老後の貯えを切り崩して、新たな家を建てたり、リフォームしなければならず、老後の資金に大変な不安を抱えることになる。それでもある程度貯えに余裕がある人はいいが、余裕がなければ再建は断念し、借家住まいとなる。

住宅ローンも払い終え、悠々自適の老後だったはずが、全く思い描いていたものと違ったものになるのだ。私の場合多くの建物が被災で全壊したが、用心深い性格のため、全て保険には入っていたが、様々な保険会社と契約していたので、いろいろとその対応の違いが分かった。当然対応の良い保険会社とそうでない保険会社とでは、雲泥の差があったわけだが、しかしながらここでそれを述べると、営業妨害のそしりを受けるやもしれないのでやめておくことにするが、くれぐれも同じような火災保険でも、保険会社によって対応が全く異なるので、よくよく調べて、慎重に選ぶべきと思う。酷い対応の保険会社は本当に被災者に対して、ありえないような発言をする担当者もいたのである。

家の再建には何千万単位の金が要る。行政の支援などは全くあてにできない。受けた被害の大きさに対して支援は焼け石に水、スズメの涙だ。もらえるだけでもありがたいと思えということである。国家は本来国民の生命と財産を守る義務がある。それと引き換えに強権をもって税金を徴収するのである。しかし、再建はあくまで自己責任で、ということのようである。国家に期待してはいけない。私は、被災して、国家などあてにはならないことを改めて激しく学んだし、当然のことながら、自分のことは自分でしか守れないことを、改めて肝に銘じた。もちろん私自身、被災前からそう思って生きてきたので、改めて、ということである。国家に甘い幻想を抱いているとしたら、早急に改めて、自己防衛すべきであることを強く進言したい。

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