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2020.06.09

古民家再生〜隅木の交換〜築150年

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現在、築150年以上と思われる古民家を修復している。

屋根を支える大切な部材、隅木。

もう何度この交換を手掛けただろう。

一番難儀をするところであり、技術力が問われる場面だ。

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古い隅木はもうボロボロだった。

150年の風雪に耐えて、屋根を支えてきた。

下から見るとまだまだ綺麗で立派。

だか、私の長年の経験から、交換すべし!と判断は早かった。

案の定、材はほとんど空洞化していた。

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元と同じように加工する。

少しでも形が異なると元の処へ収まらない。

大工も神経を使うところだ。

いつも不思議に思う。

150年も前、江戸時代の職人がした仕事が目の前にある。

そして、150年前の職人が刻んだ様に、同じように材を刻む。

150年前の職人がやった事を、今の職人が考えて、あぁ、だからここを削ってるのか、、、と納得して、また同じように仕事をする。

それがどうした?と言われれば答えようがないが、私はそういう事が、ものすごく好きなんだと思う。

そうとしか言いようがない。

ロマンを感じるのだ。感動する。

そういう仕事はそうそうあるものではない。

古民家をやっていると、つくづく自分はいい仕事についたと、毎度思う。

そういう仕事を多くさせてもらえている人生に感謝している。

「建築」

は素晴らしい。

この建築も、見事に甦って欲しい。


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