カテゴリー「西日本大豪雨災害と建物復旧」の記事

2018.10.10

台風21号の被災地大阪へ。災害は他人事ではない。

3週間ほど前の話だが、私は台風21号で被災した、私の恩人の家屋の復旧の為、大阪にいた。

テレビでは関西空港が使用できないほど被災した映像が繰り返し流れていた。

その後、すぐに北海道で地震があった為、ほとんど報道されなかったが、大阪の民家にも大変な被害が出ていたのだ。

大阪の私の恩人から、私が被災したことで、本当に心からのお見舞いのお言葉と励ましを頂いていたところだったが、まさかわずか一か月ほどで、恩人も、また同じように被災するとは思ってもみなかった。

この時ほど、災害はどこへ来るかわからないと、驚愕したことはなかった。わずか一か月で私がお見舞いの言葉を申し上げなければならなくなったのだ。

大阪は、大阪北部地震と台風21号によって瓦屋根が破壊され、ブルーシートのままの家が多く、地元の業者はパンク状態。ほとんどが修理は1年待ちという状況。恩人の家もそういう状況であった。

一報をいただき、取るものも取り敢えず

    「いざ、鎌倉」

との思いではせ参じた。

主人の一大事に駆け付ける武士の心境。

全てのことを後回しにし、段取りをつけ、スタッフを引き連れ、岡山から全て調達して高速を駆けた。

少しでも、いただいた御恩に報いたい、その一念だけ、それ以外の気持ちはなかった。

なんとか役を終え、安堵した。

その直後に再び台風24号が近畿地方を襲った。

   今の私があるのはその方のおかげ。

間に合って良かった・・・。

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2018.09.08

朗報:小田川治水工事に500億円!5年で完成!

国と倉敷市は小田川の治水工事に500億円を投じることを発表した。

れを待っていました!!

実は先日、倉敷市長が官房長官と面談し、市長は小田川の付け替え工事を早めること、小田川堤防の強化を要望した、という記事が出た。

真備から離れた人や離れようとしている人が、また真備に安心して住めると思えば戻ってくる人もいようし、また真備へ住もうと思う人も出てくるであろう。

その一番の基本が、早急かつ強力な治水対策であると、倉敷市長も理解していて、それを政府に要望したと。

それに対して政府はまた、「善処する」的な、しゃくし定規な対応でお茶を濁していると思っていたが・・・・。

この度、テレビで大々的に報道されたので、これは事実であろう。

今回の水害で、真備町では、5000棟の住宅が浸水し、52人が死亡した。原因は小田川およびその支流の氾濫である。

これに対し、元々あった、小田川氾濫の根本的原因の解消、すなわち、高梁川との合流点を変える、付け替え工事の計画を、本来工期10年のところを工期5年を目標に工事するということ。

そして来年の梅雨までに、現状の土手を完全復旧させる、というもの。

勿論、水害が起きる前に、前回の水害から40年以上も時間があったのだから、さっさとやっておけば、今回の水害は起こらなかった。マービーふれあいセンターやいきいきプラザや井原鉄道なぞの無用の長物を作る間にやっておけば、52人は死なずにすんだ。マービーふれあいセンターがなくても、誰も死なない。

そして、今回のことも、災害後もっと早くに国や倉敷市が大々的に発表していれば、我々被災民の気持ちも少しは落ち着いたであろうに、と思う。

とはいえ、私は久々にいい話を聞いた気がする。

先日はただ現況復旧しかしないようなことを言っていたので、真備にいる限り、不安は払しょくできないと思っていた。

工事に10年かかると言われたら、その間にまた洪水が起こるのではないかと思うが、5年と言えば、それは起こらないとは言えないが、ずい分印象は異なると思う。

それまでの報道は、工期短縮で努力するということだったが、今回は500億円を投入して、5年以内に完成させる、という具体的なことができてきたので前向きに捉えている。

こういう情報こそ、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌で大々的に報道されれば、住民も安心するし、風評被害の防止にもなろうし、真備が復興する一番の安心材料となると思う。

昨今の、どこぞの理事長や会長を見つけてきてはやり玉に挙げ、一般人の成功者へのひがみかやっかみか。そいつを引きずりおろしたって、自分の地位は上がりやしない。ただ留飲を下げたいだけのような、くだらない、馬鹿げた、どうでもいい話を延々と垂れ流す報道に何の意味があるのか。

もっと伝えなければいけないことはたくさんあるのではないか。

小田川治水、5年、500億円。

これで風向きは変わる、と強く思った。

今日はこのあたりで・・・。

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2018.09.05

洪水後の汚泥の消毒方法

洪水後の建物は一見綺麗に見えるが、壁の中、床下は、ヘドロ、汚泥で、見るも無残な状態になっている。

これは高圧洗浄機で何度も何度も洗うが、実はそんな程度で落ちる代物ではない。

この汚泥は、油や汚水やありとあらゆる汚いものが、混ざりあってできた、日ごろはお目にかかることのない、そして嗅いだことのない臭い、鼻をつく、異臭のする、稀有な「汚い物」である。

なんとかこれを極力綺麗にしたいと、誰しも思うであろう。

構造材を傷付けないように、丁寧に壁や床の内張りを撤去する。その後、洗浄、消毒、乾燥となる。

弊社、本社ビルは一階部分が浸水したが、今まで高圧洗浄で3回洗った。それでも落ちず、たわしで2度、3度、全ての壁や床を擦り洗いした。それでも完全には落ちない。

そして、一般にすすめられている消毒液「オスバンS」で二度消毒した。

それでもなかなか臭いは落ちてくれない。

そこで、登場したのがなじみ深い「キッチンハイター」である。ご存知の通り、これは木のまな板でも完全に除菌でき、また風呂にはびこる強力なカビも一発で綺麗になる。

ホームセンターで10本程度、液体と泡のキッチンハイターを買ってきて噴霧。噴霧だけではだめで数時間放置した後にたわしで擦る。

これを繰り返す。

ある程度これで菌が死のうから、臭いもだいぶ軽減される。

ここまでしておいて、その後は、乾燥の為、最低一か月以上、放置だ。

石鹸や洗剤で擦ることも考えたが、香料が入っており、その臭いが逆に残るのを嫌った。キッチンハイターは直後はすごい臭いだが、その後は完全に無臭になる。

色々と試してやってみるが、この苦労を考えたら建て替えたほうが早くて楽な気もするが、外観や二階以上はいたって綺麗で、元のままなので、己の作品でもあり、思い入れがある建物故、やはり「なおそうか」、という選択になる。

ただ、今後とりあえず現本社ビルを再生してみて、どうしても気に入らないなら、別の建物を建てようと思っている。

実はもう図面も引いてある(笑)。

誰よりも綺麗好きで、完璧主義の私が、これだけ完全に、洗浄・消毒をしたのだから、乾燥させれば、案外に臭いは退散しているかもしれない(笑)、と、期待している。

結果は最低一か月後だ。

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2018.08.25

新しい軽トラが二台入りました!

被災後すぐに注文していた軽トラが二台入りました。

ピカピカの新車です(笑)。

今までたくさん車を買ってきましたが、こんなに待ち遠しかったのはありません。

来月には2tダンプも二台入ってきます。災害直後に頼んでいて良かったです。今は当分品切れらしいです。

その他道具も、洗って使えるものは残し、ダメなものは処分し、新しいのを買って、倉庫の中もほぼ整理できてきました。  

復旧といえど、だんだん良くなるのは、楽しいものです。

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2018.08.11

明日からお盆休みです~スタッフのみんなと食事会~

本日、スタッフのみんなと会議の後、食事会をしました。

最近よく利用させていただいている「倉敷茶寮」様で、懐石料理を頂きました。

真備から車で15分と、大変近く、建物もお料理もとてもいいので、たびたび利用させていただいております。

今回のお盆は特別で、この一か月、仕事と復旧作業で一生懸命頑張ってくれたスタッフに感謝を込めて、ごちそうさせていただきました。

長かったような短かったような、いろいろな局面がありましたが、本当にスタッフはよくやってくれましたし、会社を思う気持ちがみんなの中に強くあることが、本当に嬉しかったし、頼もしかったです。

私は大企業に長く勤めた後、自分の会社を作り、人を雇いしてきましたが・・・ここまで家族的な関係は大企業にいたのでは味わえなかったな、としみじみ思いました。

いいものです。

私は本当にいい部下を持った。感謝しかありません。

また、周りの方々、業者の方々、今回、本当に弊社を一番に考えて下さり、最優先でいろいろなことをして下さいました。

本当に感謝し、今後、私という男は、必ずやそれに報いていくことをお誓いします。

おかげ様で、本社一階の復旧作業も順調に進んでおり、内壁、床の撤去を終えて、洗浄、そして薬品による消毒まで完了しました。

これにより汚泥の臭いもほとんど取れて参りました。水圧で割れた大判のガラスの入れ替えも終わっております。

後は、1~2か月乾燥させて、再度内壁を造っていきます。すぐにでも内装工事にかかりたいところですが、ここはぐっと我慢です。

お盆までに完工を予定していた仕事も無事全て完工し、綺麗なかたちでお客様にお引渡しすることができました。

またお盆明けからは新しいお客様のお仕事に入らせて頂きます。仕事は災害に関係なく滞りなく進んでおり、それが一番有難いことです。

明日から16日までお盆休みを頂きます。17日から通常通り、営業を再開させて頂きます。

スタッフ全員ゆっくりと休んで、英気を養い、盆明けからまた全力投球です。

お客様に喜んでいただける、最高の仕事をすること。

さらに、真備の完全復興に向けて頑張っていきますので、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

                 株式会社 小野コーポレーション

                          代表取締役 小野 明

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2018.08.08

NTT固定電話が復旧しました!

本日、会社のNTT固定電話が復旧しました。

ちょうど一か月です。

災害直後から、会社の事務業務、見積もり、設計、管理、現場進行等々、仕事自体は滞りなく行えて来ましたが、NTTだけは弊社の努力ではどうにもならないこと。

やっと、本日電話が通じました。

巨大企業NTTをもってしても電話復旧に一か月もかかったことが、この災害の深刻さを象徴しているように思います。

携帯電話やネットでなんとかなると言っても、やはり電話は

‘’会社の顔‘’

これでやっと通常通りの業務を行える体制が復旧したと言えると思います。

本社の一階は、未だ復旧作業のさ中ですが、できるだけ早期に全館リニューアルオープンと行きたいものです。

ただ、水害は乾燥させる時間が‘’肝‘’です。これが不十分だとあとあと弊害が出てきます。

電話も来たことですし、日常業務は災害前となんら変わらす行えていますので、一階部分は焦らず、丁寧に復旧して行こうと思います。

なんせ、この本社ビルも、私の建築家としての‘’作品‘’でもありますので、おろそかにしたくありません。

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2018.07.30

台風の影響はあまりありませんでした。

先日の台風の影響はほとんどありませんでした。

通常と異なるルートで東側からやってくるとのことで心配しましたが、ほとんど影響はありませんでした。

前日には現在動いている現場の養生や、被災した建物の養生でばたばたしました。

大洪水の後、全く雨が降らず、日照り、少し雨が降ってくれれば、と思っていたら、台風と、さんざんですが、あまり影響がなかったので良かったです。

今朝は昨日の雨のおかげで、道路や緑が綺麗になり、少し災害前の景色が戻ってきたような気がしています。

現在は、周りも家具の搬出作業や、掃除はおおむね終わり、内壁の撤去作業をしている家が多いです。内壁を撤去して、泥水に浸かった断熱材を出さないと、あとあと再生できなくなります。

弊社の本社も一階部分は現在内壁を撤去し、断熱材を引っ張り出しています。この建物は私自身が設計し、施工していますから、内容はよくわかっています。当時、私の考えうる最大の良法で施工していますから、その頑強さは、自分でやっておきながら閉口します。

「確かに、これだけしとけば、びくともしないだろうなあ・・・」なぞと、過去の自分の仕事に感心しながら作業を見ています(笑)。

頑強ゆえに、撤去も手間がかかりますが、仕方ありません。急がず丁寧にやっています。

取り合えず、内壁を撤去して、2~3か月は乾かさなければなりません。この内壁撤去作業が終われば、ひとまず、一段落です。

現在、一部社員は復旧作業に手を取られていますが、内壁撤去が終われば、社員全員が通常業務に戻れることになると思います。

あと一週間、というところでしょうか。

その後年内に内装のリフォームをして完成となります。

もちろん、本社二階で事務業務は滞りなく行われておりますから、急ぐ必要もありませんし、あとは業務を行いながら、納得のいくようにしっかり、じっくり、内装をやり替えていくつもりです。

とりあえず、毎日暑いので、社員みんなが体調を崩さずに、仕事に励みたいと思います。

災害から3週間たっていろいろなことが大方、元通りできるようになりました。災害復旧も仕事と一緒で、計画を立て、実行し、結果を出していくというプロセスをたどります。

元来の仕事好きの私は、こういう復旧作業も仕事モードで取り組み、結果が日々出て来ることを楽しんでいます。

またこういう時の社員とのやり取りで、

「私は本当にいい社員を持った」

と感動することも多い毎日です。

鉄壁の結束とはこのことか、と自画自賛ながら思っています。

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2018.07.25

久しぶりの更新になりました~西日本豪雨をうけて~

この度の、西日本豪雨で、倉敷市真備町は甚大な被害を受け、全国の友人、知人、お客様、業者様から多数のお問い合わせ、心配の電話やメールを頂きました。

ありがとうございました。

大変なご心配をおかけし、またブログ等でも発信ができず申し訳ありませんでした。

ただ、業務の方は、大洪水の二日後から再開しておりまして、受注させていただいているお仕事は順調に進行させていただいております。

本社は、一階が浸水しましたが、二階以上は無事で、電気・水道・下水道等も機能しており、業務に支障は生じておりません

また、このことを予測してではありませんが、二年前に開設した「倉敷事務所」も機能しており、助かっております。

スタッフも全員無事で、出社しております。

これから本社ビル一階の改修をしていく予定です。

古いものや痛んだものをなおすのは得意中の得意、これも勉強と捉えて、じっくりと手法を考え、丁寧に復旧していきたいと思います。

会社のインターネット環境は良好ですが、一番の問題は電話です。真備のNTTの主要な建物が水没し、復旧のめどが立っていないそうです。

急きょ携帯番号を会社の番号として、広告等の変更を急いでいるところです。こればかりはNTT頼みとなります。

皆さまには大変なご不便をおかけして申し訳ございませんが、会社へのご連絡、お問い合わせは以下の携帯番号か、もしくは各担当営業、スタッフの携帯電話まで直接ご連絡下さい。

会社携帯番号 : 090-6848-8310

電話以外は、通常通りの業務を行っておりますので、今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。

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